クジラを探す日々

年末からクジラの目撃情報が出てくるようになり、
年を明けてから益々その情報がTwitterで飛び交うようになりました。

元々八丈島近海にはクジラは生息していなかったそうです。
それが2015年の年末に初めて目撃されて、この冬そのクジラたちが戻ってくるか
期待されていたところ、仲間をたくさん引き連れて(?)戻ってきたようです。
八丈島近海にクジラが現れたことは、クジラの研究をされている方の中でも
衝撃のニュースだったそうですよ。

今シーズンは東京海洋大学のチームが生態調査を始めており、
調査結果はこちらの八丈町のページで随時更新されています。
これを見る限り、なかなかの群れで来ているようです。
ダイバーさんも、クジラの歌を聴くことがあるそうですよ。ステキだ!!

そんなわけで、ここのところの我々の楽しみはクジラ探しです。
・雨が降っていなくて
・海が穏やかで
・仕事が落ち着いている
この3条件がそろった時はできるだけ海に行くようにしています^^

クジラも気ままですし、何と言っても海は広い!
必ずクジラに遭遇するわけでなく、今のところ50%くらいの遭遇率です。
目撃場所も様々。その日によって違うので、クジラウォッチングをする日は
あちこちの海岸を回ります。

ある日のおっちょが浜では撮影にも成功!!

超遠い(笑)

クジラ探し=潮吹き探しです。
すぐに消える白波とは明らかに違って、潮吹きはしばらく水柱のような余韻が残ります。
それを目を凝らして探し当てると、そのあたりで何度も潮吹きします。
群れでいるとあちこちで潮が上がったり。
そしてだいたい、潮吹きの後にはゴロンゴロンとするので、背びれや尾びれが見られます。
オットは一度ジャンプを見ました。うらやましい!!

足湯きらめきでおなじみの藍ヶ江港に行った時は、肉眼ではっきりと見える距離で
潮吹きと背びれや尾びれを見ることができました。

夏には海水浴客でにぎわう底土海岸では、
テトラポットのすぐ近くで潮吹きと背びれが見えました。
えっこんな近くに来るの?!と衝撃でした。
いま海水浴したらクジラの歌聞こえるんじゃ?っていう距離。

いつまで見られるかわからないけど、島の冬の楽しみのひとつになりました。
あー、しかし海に行くと入りたくなる~!
夏が待ち遠しいと思うのは初めてかもしれない(笑)暑がりなので。。

バードウォッチ

先日の誕生日に、オットから双眼鏡をプレゼントされました。

うおーこれでホエールウォッチングできる!

昨年末からザトウクジラが島の周りで目撃されていて、
見てみたいと思ってたんですよね。
100均の双眼鏡はオモチャみたいなので当然あまりよく見えず。。。

この8倍の双眼鏡は思った以上に遠くまで、クッッキリと見えて感動!!
いつも見慣れている山も、この双眼鏡で見ると、
木々の揺らめきや、隠れるように立つ電信柱なんかも見えて別の景色になります。
これはおもしろい!

ということで、今日は天気もよかったので、双眼鏡を持って散歩に出かけました。
あまりにもあたたかくて気持ちのよい日だったので少し足を延ばして植物公園へ。
ここには「バードサンクチュアリ」と名付けられたゾーンがあり、
きっと鳥の観察スポットに違いない!そこに行けば多種多様な鳥に出会えるはず!
と期待して植物公園の中を進みます。

まあ、植物公園はいわゆる「森」なので、
バードサンクチュアリに行かなくても、あちらこちらから色々な鳥の声がして、
頭上で飛び交のも見えるですが、いかんせん警戒心が強いのか、
一瞬でいなくなってしまってその姿を捕えるのは至難の業。
バードウォッチング、意外と訓練が必要だぞ。。

結果、メジロとトラツグミ(たぶん)だけしか確認できませんでした。。。
メジロはぷっくり丸々としたおなかが可愛くて、
真下から双眼鏡で見たときは一瞬何かわからなくて、
ペンギンかと思いました^^;

ほかにも、「アカコッコかなぁ?」とか、「ハトに近いけどハトじゃない鳥」とか
何種類か出会えはしたんですが、一瞬の逢瀬と乏しい鳥の知識では判別できず。。。
鳥のこともっと知りたい!と思いましたね。

追伸:
クジラにはまだ出会えていませんが、
子亀にはよく会います♪かわいい。。

底土で見かけた鳥。なんて鳥だろう??けっこう大きかった。

薬師堂例大祭

住んでいる家からわりと近くに、目の神様として島では親しまれている薬師堂があります。
鬱蒼とした森の中にこじんまりとひっそりと佇んでいる薬師様。
ポケモンGOを始めてからは最寄りのポケストップとしてよく行くようになりました^^;

その薬師様で、毎年行われているというお祭りのお手伝いに参加しました。
(住んでいる地区が同じなので回覧板が回ってくる)

祭り前日、まずは島で採れたたくさんの里芋、八つ頭、ジャガイモの皮むき。
麻袋4,5個分の大量のお芋。ご寄附だそうです(;゚Д゚)ひょー
5,6人で3時間くらいかかったでしょうか。
ご近所の皆さんとおしゃべりをしながらひたすら剥きます。
といっても、里芋は剥くというより皮を削り落としていくやり方。
島では「こしょげる」「きしょげる」というらしいです。
確かにこの方法だと無駄がないし手も痒くならない・・・!目からウロコでした。

一方、オット含め、男性の皆様はひたすら餅つき。
薪で火を起こして蒸したもち米を、臼と杵でつくんですよ!
何年ぶりに見る光景だろう。。小学生のとき以来かも。

ついた餅は女性陣の手によってすぐさま切り分けられ、形を整えて乾かします。
乾かした餅は半紙に包んで、来場された方にお渡しするんだそうです。
芋剥きのあとはこの餅を包む作業を担当していました。
次から次へと運ばれてくる餅を、乾いた順に包んでいく。。
ここでもやはり楽しいおしゃべりをしながら和気あいあいと手を動かします。
私自身はしゃべりが得意じゃないんだけど人の話を聞くのは好きなんで、
島の昔の話とか聞けておもしろかったです。

気が付いたら日が傾いて、餅も無事包み終わりこの日の作業は終了。
久しぶりに体を動かしたインドア夫婦は体のあちこちが痛いww
ありがたいことに友人が夕飯をごちそうしてくれたので非常に助かりました…!!

さてお祭り当日。
作業場に行くと、昨日剥いた芋がすでに煮始められていていい匂いがたちこめていました。
少し味見をさせてもらうとやっぱりホクホクでうまぁーい!!昨日の苦労が報われましたw

次々に炊き上がるお米で、お客様にふるまうおむすびを皆さんと一緒に握っていきます。
小さめに握った白いおむすびに、すりごまを全体にまぶしていく「ゴマおむすび」。
このゴマおむすび、島に来て初めて食べたんだけど、これもうまいのよね。
ゴマに混ぜた塩がい~い塩梅で、ゴマの甘さとマッチして優しいお味。
しかし握る数がすごい。最終的に500個くらい握りました。

作業場から薬師堂に移動して、いよいよお祭りの始まり。
お芋やおにぎりのほか、焼きそばやバーベキュー、フライドポテト、ポップコーンなどなど、
たくさんふるまわれました。お酒や飲み物まで!!
出店じゃないんですよ、おふるまいなんですよ!ふ、ふとっぱら!!
私はおにぎりなどをお渡しする係につきましたが、お客様の列が途切れません!
想像以上のすごい人で、境内は人が溢れフェス状態(ノ゚ρ゚)ノ
数に限りがあった今川焼などはあっという間になくなってしまいました。

お堂の横ではカラオケが始まって、子供たちがレリゴーを歌ったり、
かと思えば銀杏の木の下で八丈太鼓が始まったりと、
フリーダムでアットホームな雰囲気のお祭りでした。
今年は薬師堂の改修も行われたので、きれいになった薬師様を囲んで
みなさん美味しいものを食べながらまったりと楽しまれたのではないでしょうか。

お祭りって、これまでお客として参加するだけで、
催す側に回るなんて考えたこともなかったです。
なのでお手伝いができていい経験になりました。
たくさんの人の手と善意で成り立っているんだなあと実感。
今年で100回目だそうですが、これからも続くといいですね。
関係者の皆様、大変お疲れ様でした!<(_ _)>
写真を撮る暇がなかったのが残念ですが、
スーパーあさぬまさんのブログがお祭りの様子を詳細に書いてくださってます^^
写真の何枚かにオットが映りこんでいるww

秋…?冬…?

本州は雪が降ったりしてかなり寒くなっているようです。
八丈島もやはり寒くなってきましたが、やはり本州ほどではありません。
日が出ている日中は長袖シャツとパーカーでOK。
すこし動くとパーカーもいらないくらい。
朝晩は冷えますが、まだホットカーペット(弱)でなんとかなってます。

空気が乾燥していないからか、刺すような寒さはないんですよね、今のところ。
群馬の冬は文字通り肌が固まるような寒さがあったけど、
こちらはひんやり、という言葉がしっくりくるような寒さです。

少し寒くなってきたかな、秋だなーと思い始めた11月後半あたりから、
家の中にヤ・・・ヤスデが出るようになりました(><)
大量発生というほどではないにしろ、毎日5匹くらい退治してます。
ヤスデって、危険を察知するとクサイ液を出すらしいんですが、
それが木酢液のような、正●丸みたいな匂いなんですね。。
見つけ次第ティッシュで潰してるんですが、ごみ箱が正露●くさくなっています。。。(;´Д`)オゥェ

島の一部地域ではヤスデが大発生するらしく、
家の外壁を一周するだけでビンにヤスデがいっぱいたまるとか、
家の周りでヤスデを駆除したら10kg袋×5袋になっただとか、
大発生地域の道路を車で通ると「ブチブチブチッ」という音がするだとか、
もはやホラーとしか思えない逸話をたくさん聞きました。。
幸い、うちのあたりでは今までに大発生したことないらしいのですが、
何しろ自然が相手ですからね。。今年大発生しない保証はどこにもない。。
戦々恐々としているこのごろです。

カメラ新調

買ったときは「うわーすげーキレー!」と思ったカメラも、
数年たてば新しい機種と比べて見劣りするようになるもの。。
我々は仕事で使っていることもあり色々と不便を感じていたので
思い切って新調しました。

canon EOS 5D MarkⅢ。

まず持ってみての感想は、
くっそ重いwwwww
今まで使っていたのがKISSだったせいもあると思うんだけど、
持ち運ぶだけで腕がムキムキになりそうだ。。
運動不足なのでちょうどいいと思うようにします。

早速使ってみましたが、やっぱり素晴らしいです。
まずフォーカスの速度がむちゃくちゃ速い!
あっと思った時にはフォーカスが合ってシャッターも切れてるので
猫とか鳥とか動くものを撮る時にストレスがないです。

そして多少暗くても綺麗に撮れる!
室内での撮影が多いのでとてもありがたいです。

WEB用にサイズを落としてあるけどちょこっとお披露目

●夕日

2k1a3573
●夕日とススキ

2k1a3575

●夕日と月(左上にちっちゃい三日月)

2k1a3584

 
●トラさん

2k1a3047

●トラさん(最近キャットタワーがお気に入り)

2k1a3338
●トラさん(こぼれ落ちそう・・・)

2k1a3601
●フクちゃん(遠くからでもこの通り綺麗に撮れる)

2k1a3035

・・・夕日と猫しかねーな。。。

まだまだ全然使いこなせてないので勉強勉強!
カメラに見合う写真が撮れるようにならないとですね。

トラさん脱走事件(後半)

<前回までのあらすじ>
夜陰に紛れ脱走を企てたトラ。
床下で追手をやりすごしていたところを宿敵・黒猫のフクに発見されてしまう。
増援を呼ばれニンゲンに取り囲まれるトラ…絶体絶命のピンチ!

お隣さんの床下でフクちゃんとにらみ合い、カチコチになっているトラさんを発見。
良かった見つかった!!とホッとしたのもつかの間、大事なのはここから。
この時は手を伸ばせば届くか届かないか、くらいの距離にいるトラさん。
刺激してさらに奥へと逃げられたらもう手が出せない!慎重な対応が求められます。

まずはトラの目と鼻の先で威嚇しているフクちゃんをどうにかせねば。
不思議なことに、こんなに近くにいるのに、トラに飛びかかったりする様子がないフクちゃん。
普段網戸越しに対面する時は飛び掛かりそうになることもよくあるのに。
トラに戦意がないことを悟っているのか、
「てめーさっさと家に帰れよ」というお叱りの威嚇なのか。。
ともかく、下手にこちらが手を出してフクちゃんを刺激してしまうと
そのままケンカに発展しかねないのでどうしたものかと手をこまねいていたところ、
オットが普段あげているカリカリご飯を持って来たりフクちゃんの名前を呼んだりしてたら
スッと床下から出てきたフクちゃん。ありがとうフクちゃん!アンタほんまに賢い子や!!

この機を逃すまいぞとトラさん捕獲作戦開始。
トラさんは手を伸ばしてようやく触れるくらいの距離にいるので、
最近お気に入りのおやつ「ちゃおチュール」でおびき寄せる作戦です。

いつもならチュールを鼻先に近づけると前のめりで食いついてくるのですが無反応。完全に固まっています。
私の後ろに、すぐ近くにフクちゃんがいるのでまだ警戒しているようです。
オットと友達に、フクちゃんを遠ざけてくれるように要請。
しばらくして「フクちゃん遠くに行ったよ」と声がかかったので
改めてチュールをあげたら、ようやくこちらを向いてペロリとなめた!
一口なめたらこちらのもの。チュールの誘惑には勝てないトラさんは
夢中でペロペロペロペロ…少しずつこちらに引き寄せられているとも知らず。。。
引き寄せられるところまでおびき出したら一気に捕獲!!
5.5kgの体重で抵抗をされたのでかなり重かったけど、
ここで放した二度と帰ってこないかもしれないと思うと絶対放すもんかと力が湧くもんです。
無事に確保!がっちり抱っこ!!

あぁぁぁぁぁあああ~~!!よかったよぅよかったぁぁあああーー!!!
ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

急いで家に駆け戻り、窓が全部閉まっていることを確認のうえトラを開放しました。
怯えて隠れるかと思いきや、何食わぬ顔で毛づくろいを始めて、「ふーやれやれ」って感じで水を飲むトラさん。
その後も何もなかったかのように人の膝の上で寛ぐトラさんでした。。。

ふーやれやれ

ちっとは悪びれろよ!!でもスキッ!(´〓`)無事でよかったよ!!

あとになって聞いた話ですが、フクちゃんを遠ざけて、と言われたオットは
エサをちらつかせたり名前を呼んだりしてなんとかフクちゃんの気をトラから逸らせようと奮闘。
そこへ「私がフクちゃんを(抱えて)遠ざける!」と意気込んだ友人がやってきて、
闇にまぎれたフクちゃんを探そうと半歩下がったところ
まさかのそこにフクちゃんがいて踏んづけてしまうというアクシデント発生!
リアル猫ふんじゃった状態。
当然フクちゃんはふぎゃぎゃぎゃぎゃと泣きながら飛び退り、
慌てた友人が「ごめんフクちゃん大丈夫?!」と駆け寄るも
ふぎゃぎゃぎゃぎゃと威嚇しながら逃げて行ったそうです。

結果的にトラから遠ざけてくれたわけですが、、、
恩人(猫)になんてことしてくれたんだと非難轟々の友人。
功労者なのに罪人扱いされる流人の島でありました。

その後のフクちゃんはというと、変わらず天気のいい日には遊びに来てくれます。
気がかりだったケガとかもなくて本当によかった…!
ありがとうそしてごめんなさい^_^;

飼い主さんに聞いたところ、フクちゃんは東日本大震災で津波に流されていたのを保護された猫だそうです。
福島のフクちゃん。不思議な縁で島にやってきたフクちゃん。
相変わらずトラさんと目が合うと威嚇しあう仲ですが、
うちにとってはまさに救世主。フクの神であります。

鎮座されるフクの神

<<終>>

トラさん脱走事件

先日、うちの愛猫トラさんが脱走しました。

img_1961

トラさんは繊細でおとなしく、まったりとした穏やかさんなのですが、
頭もよく、意外に抜け目のない子だったりします。
前の家でも網戸を器用に開けてベランダで風に当たったりしてました。
島に来てからも、一度ほんの一瞬のスキをついて網戸を開け
外に飛び出したことがあったんですが、我々が必死の形相で追いかけまわしたのに懲りたのか、
それからは自分で網戸を開けることもありませんでした。

そんな風に油断していた先日、夜の9時過ぎに、カーテンの影に隠れて網戸を開け脱走したトラさん。
その時、友人を招いて宴会中だった我々は、しばらくたってからそのことに気づきました。
気づいた瞬間真っ青になり、みんなで表に飛び出しあたりを探し回りました。
時間が時間なので、控えめな音量で名前を呼びながら。

トラは14歳ともうおじいちゃん。
都会のマンションでぬくぬく暮らしていた完全な箱入り猫です。
島の野良ネコちゃんに遭遇したら100%フルボッコにされてしまう。

夜、しかもうちの周りは街灯も少ないし、何より家の周囲がロベ畑!!完全なる闇です。
猫にとっては隠れる場所なんかいくらでもあります。
はっきり言って見つかるあてもなく途方に暮れていた時に、
縁側に近所の黒猫・フクちゃんが現れました。

kimg0039

天気がいい日にはうちの庭先に現れ、トラさんと威嚇しあう間柄のフクちゃん。
夜にうちに来るのは初めてでした。
トラはもう戻ってこないかもしれない・・・と憔悴していた私は
「フクちゃん、うちのトラさん探してきてよ」と冗談半分で話しかけました。

「オレには関係ねぇぜ」とでも言いたげなクールな眼差しで闇に消えていくフクちゃん。
黒猫ってほんとに夜だとどこにいるかわからなくなるな・・・とぼんやりしていたら、
一緒にトラを探してくれていた友人が「なんか声しなかった?」と。
聞き耳を立てると、たしかに近くで猫のうなり声が。
トラの声だ!!!!

声のする方へ静かに近づいて行ってみると、お隣さんの床下から威嚇しあう猫の声が。
(島のお宅は湿気や鼠対策のため、高床式のおうちが多いです。うちもそうです)
床下を覗き込むとフクちゃんの目と鼻の先で固まるトラの姿が!!

い、いたぁぁぁぁぁ~~~!!!!

<<後半に続く>>

img_1968

夏の思い出・・

台風が三個も来てワタワタしてる間に8月が終わってしまいました。
9号が一番すごかった。
なにがすごいって、風の音がすごすぎる!
「ドオォォォ…」っていう地鳴りのような風の音で、
屋根どころか家が吹っ飛ぶんじゃないかという恐怖と騒音で眠れず。。
たまに突風が吹いて、家の中にいるのに耳が気圧で変になったり。。
停電にもなりました。
といっても2時間くらいで復旧したんですが、
逆に真夜中なのにどうやって復旧したんだろう…なんで停電したんだろう…
と送電システムについて考えるキッカケになりました。

■海でウミガメと遭遇
8月の頭に私の一族が遊びに来てくれまして、
みんなで海に行ったところ!
ウミガメに遭遇しました~!

IMG_1416

IMG_1415

底土海水浴場の、普通に遊泳ゾーンでよ?
ダイビングとかボートシュノーケルとかでなくてよ?
いつもは上から眺めるだけだったウミガメと一緒に泳げて興奮!
すぐにどっか行っちゃったけど、一緒に泳いだ義姉さんたちも大喜び!!
いい思い出になってよかった~。

間近で見てもウミガメかわいいよ。
岩についた海藻をハムハムしてました。
なお、ウミガメに遭遇しても、絶対に触っちゃダメです!
警戒してしばらく姿を見せなくなっちゃうそうです。
そりゃ驚くし警戒するよね~。

■ペルセウス流星群
みずがめ座の次はペルセウス流星群!
友人と、仮眠を取ってから夜中に観測に出かけました。
山道の途中に車を停めて1時間以上見てたのかな。
たくさん流れました!
流れないで、メテオのように一瞬でカッと燃え尽きるタイプにも
遭遇しましたが、あれはかっこよかった・・・!
流れ星は撮れなかったけど、星空の撮影に挑戦。

IMG_1542

■花火大会
底土港で開催される、納涼花火大会。
道がものすごく混むと聞いていたので、
八丈富士から花火を見下ろすことにしました。

IMG_1527

花火の数もなかなか立派!
見ごたえがありました~。
ふたつの山がくっついた、ひょうたん型の八丈島。
そのふたつの山の谷間に轟く花火の音にシビれました。

ありがたいことに8月は仕事も多く、
仕事と台風にワタワタしていたらあっという間に過ぎました。。
海もあまり行けてないのですが、9月でも全然入れるそうなので
まだまだ夏は終わらない!終わらせない!(`Д´)

ばばごろしのシロップ漬け

伊藤潤二先生のような猟奇的なタイトルですが。。。

先日島のスーパーに行ったところ、見慣れない瓜が置いてありました。

FB_IMG_1470900292416

ばばごろし

思わず二度見してしまうネーミング。

気にはなったものの、食べ方もわからないし買わずにいたのですが、
なんとご近所の方からおすそ分けでいただきました♪

KIMG0414
ばばごろしがうちに来たぞー!

包丁を入れる前から、ものっすごいメロンの香りがします。
しかも完熟したあっま~いメロンのいい香り!すごく美味しそう!

割ってみます。

CpgNL4PVUAEf_mg

切った時の感触はバナナのような、熟れたラフランスのような感じ。
さらに強くなるメロン臭!これは期待が高まります。

ここでばばごろしの名前の由来を調べてみると、
・美味しくて食べ過ぎてばあさまが死ぬ
・まずくて喉にひっかかってばあさまが死ぬ
と諸説あるようで。。。ってか真逆じゃねぇか!

とりあえず何もつけずに一口食べてみました。

・・・

味しねぇ。

ラフランスから水分を抜いたような、ザラザラした食感。
確かに喉に絡みつくような不快感があります。。
そして強い香りに反したまったくの無味。。

どうやら諸説その2の方が正解のようです^^;

ただ、地元の方はハチミツをかけて食べると教えていただいたので、
そのようにしてみたところ、甘みが入るとだいぶ食べやすいことがわかりました。

そこでシロップ漬けにしてみることにしました。

水に砂糖をぶっこんで火にかけシロップを作り、粗熱を取ったら島瓜を投入!
あとは冷蔵庫で冷やします。

IMG_2142

翌日、恐る恐る食べてみると。。。

メロンだ!!!!

甘みと水分が補われることで、元々のメロンの香りもあって
ほぼほぼメロン(食感が少し独特)になりました。
これは美味しい♪

ということで、諸説1も間違いではなかったことがわかりました(笑)

光るキノコと流れ星っ

夏休みシーズンになって観光客の方が増えたように思います。
海は子供たちでにぎわってるし、スーパーに行っても
観光客らしき集団がバーベキューの買い出しをしたりしてて。

島内でも色々なイベントをやってますが、
植物公園で夜に「光るキノコ観察会」を開催中ということで行ってきました。
八丈島は国内に10数種類ある光るキノコのうち、実に7種類が生息しているらしい。
そのうちのひとつ、ヤコウダケ。

KIMG0332

ちょっとピントが甘いけど、足元もわからないような真っ暗闇で
フラッシュなしでこれだけ映るほどに光っているのです。
2日くらいで溶けてしまったりカタツムリに食べられたりしてしまう、
短命なキノコなんだそうです。
かわいくて神秘的です。

ガイドさんの説明もわかりやすくて、キノコだけじゃなくて
星座の説明なんかもしてくれて、行ってみてよかった!
かなり観光客の方も来てました。
キノコもそうだけど、みんな星がすごく見えることに感動してましたw

そう、今日は雲もあまりなくて、空がすっきり晴れてたんです。
なんでいつにも増して星がすっっっっっごいよく見えた。

そしてなんともいいタイミングで、この時期みずがめ座流星群がピークってことで、
流れ星を見たことがない私としてはぜひとも見てみたい!
ってことで、観察会が終わってから南原千畳敷近辺で夜空ウォッチング。
なぜこの場所かというと、街灯とかがなくてほんっとに真っ暗なので^^;

実は前日も行ってみたんだけど、あいにく雲が出てしまってよく見えなかったんだ。
しかし今日は違う。もう星がありすぎてどれが星座だかわからないくらい星ありまくり。

その中でも火星・土星・木星は特に光ってたな。
水平線ギリギリで光る木星の光が海面に伸びて、
月の道ならぬ星の道ができてた・・・!
ロ、ロマンティック!

結果として、計3回の流れ星を見られました!
30分くらい見てたのかな。それで3回も見られたってすごいよな!
帚つきが2回、帚なしでサッと流れたのが1回。
すごい・・流れ星って本当にあるんだw

でも想像していたよりも流れ星って速いな。
長いものでも1秒くらいで消えてしまうから、
願い事なんて言う暇ないわな。。。
「昇給!昇給!昇給!」くらいなら言えたかもしれないw

人生初の流れ星に感動した夜でした。