映画レビュー『アフタースクール』

『アフタースクール』
2008年公開の邦画。内田けんじ監督です。

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【あらすじ】
母校の中学校で働くお人好しな教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵が尋ねてくる。
探偵は、神野の幼馴染で、今は一流企業に勤める木村を探しているという。
探偵の強引なペースに巻き込まれて、心ならずも木村探しに巻き込まれるうちに、
神野の知らない木村の姿が明らかになり、、、、、(Wikiより)

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実は公開当時に見ていたのですが、見た記憶がすっぽりと抜け落ちていて
今回、初見のつもりで見始めました。
半分過ぎたくらいでようやく思い出したという・・・
自分で自分が心配になります。。大丈夫か私の脳みそ。。

内田けんじ監督の前作『運命じゃない人』を見たとき、
気持ちがいいくらいの大どんでん返しと見事な伏線の張り方に
感動すら覚えるほど衝撃を受けました。
その監督の次作ということでかなり期待して見たせいか、ちょっと物足りなさが残りました。
初めて見たときも、今回もそこは同じ感想でした。
そのくらい『運命じゃない人』が自分の中で衝撃的だったということなのですが。

いやでもそういう先入観なしで見たら、やっぱりかなりよくできた作品です。
主役から脇役まで、芸達者で味のある役者さんで固めていてそれだけでも見ごたえがあるし、
しっかりと練られた脚本がどこか緊張感の抜けた雰囲気で進むのがまた妙味。
それがまた役者さんの持ち味由来だったりするから自然なんですよね。

当時は知らなかったけど、ムロツヨシ氏がチョイ役で出てて、
それがほんの数秒なのに絶妙におもしろいのがすごい!
伊武雅刀氏も最高。最後の最後で最っ高におもしろい。
デフォルトで何考えてるのかわからない堺雅人氏の役どころは100点満点だし、
本作ではシリアス担当の佐々木蔵之助氏の抑えた演技がいい意味で浮いていてかっこいい。
役者さんの使い方が本当にうまい監督さんだと思います。

一度内田監督の作品を見てしまうと、きっとほとんどの人が
他の作品も見たくなって、そして見るときは最初から全部を疑いながら見てしまうと思う(笑)
そのくらい素晴らしい脚本と演出なんだけど、
そんな雑念がない方がこの監督の作品は絶対おもしろいはずというジレンマ。

まだ内田監督の作品を見たことがないという方はぜひ初体験を!!

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評価:★★★★☆
後味爽快!

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